きーりぃ日記

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ポーカー技術の3本柱

 

どうも、最近ポーカーに再度ハマっているkeeleyです。

 

今日はポーカーの本質について、自分の考えていることを書いてみようと思います。

 

フォロワーの皆さんはおそらくポーカーをプレイしていないと思いますが、別のゲームにおいても共通する技術があると思うので読んだら面白いかもしれません。保証はしませんが、ポーカー知らない人にも参考になる何かを伝えられるように書いてみようと思います。

 

 

ポーカースキルの3本柱

ポーカーの技術は多岐に渡る。僕は、いろいろな技術を身につけるときに3つの領域に分けて体系的に組み込むことにしている。

 

それは次の3つだ。

  1. 数学的技術とメンタル管理
  2. リーディングの技術
  3. テーブルイメージとティルト

 

それぞれ

自分を見る

相手を見る

相手にどう見られているか

 

に対応している。

 

ポーカーは人間がプレイする

忘れちゃいけないのは、ポーカーは人間がプレイするものだということ。

相手はプログラムでもAIでもない。理想的なプレイはしない。

同じように、自分もミスだらけのプレイをする。いつも正しいプレイをできるわけではない。

 

ポーカーは多分、テレビ放送やオンラインカジノが流行り出した2000年頃からメジャーなゲームになって研究が盛んになったと思う。

色々研究が進んで、数学的なアプローチはほとんど出そろった気がする。

 

研究が進み、難しい理論が出てくる度に思うのはこれはおそらく人間には使いこなせないということ。

計算表を暗記したところで、覚え間違っているかもしれないし計算も電卓に比べたらだいぶ雑だ。

 

結局使える手札で結論を下していくしかない。

 

勝率に大きく関係する基礎を高いレベルでできている人間は強い。逆に多くの人が理解できない、知らないシークレットテクは勝率に大きく関係しないことが多い。判断が難しい選択は、どちらを選んでも概ね正しいからこそ判断が難しい。難しい判断はわずかな勝利にしか貢献しない。

 

確かな基礎の積み重ねが勝利に大きく貢献する。

 

数学的技術

ポーカーは数字のゲームだ。特にコールでのオッズ計算やGTOゲーム理論上最適なプレイ、ナッシュ均衡)に深く数学が関係してくる。

麻雀で言えば牌効率、将棋でいえば詰将棋TCGで言えばテンプレート構築や最適プレイに相当する技術である。

 

格ゲーでいうなら自キャラの操作技術に相当するかもしれない。数学を使わずにこの手のゲームをプレイするのは、格ゲーで基本的なパンチやキックのみで闘うようなものである。ガードや飛び道具、昇竜拳がないと流石にどんなプロだって勝てない。

 

メンタル

人間の脳は欠陥品で、場合によっていつもと同じプレイができなくなる。

またポーカーというゲームはギャンブルと密接に関係していて、ストレートにいうなら射幸心を煽り、不運が続く時もあるゲームだ。だから特に感情が動きやすく、メンタルが良い方にも悪い方にもぶれやすい。

 

大切なのはメンタルを上がり調子の上機嫌に持っていくことでも、ハードラックに塗れて不機嫌のどん底にすることでもない。

 

一定。

 

一定に保つことで、同じプレイをすることができる。

これは中間という意味ではない。

 

僕はテンション100%と0%の間の50%よりいくらか下げて35%くらいが一番保ちやすい。プレーでテンションが上がることが少ないからだ。基本的にゲーム自体はそこまで面白くない。逆に落ち込みがちなのでローテンションの方が保ちやすい。

 

常に100%のハイテンション、ギア入れっぱなしが適している人もいるかもしれない。

 

リーディング技術

数学が強くて到達するのは50%まで。これが何を意味するかというと、GTOは負けないためのプレイであるということだ。

 

つまり自分も相手もGTOで負けないプレイをした場合には、少なくとも理論上はどちらも勝つことはできない。

 

しかし人間はミスをする。数学的なアプローチで考えるならこの同条件のゲームではミスをした分だけ相手に負ける。

 

リーディングの技術とは、相手のミスを読み差を広げることだ。

 

セオリーオブポーカーにはポーカーは相手のハンドが見てる状態でプレイすれば負けこすことはほぼないと書いてある。

 

相手の状態、アクション、癖から相手のハンドを透かす。

自分が勝っていればベット、レイズしていく。

負けていれば、相手にわざわざ金をやることはない。

 

リーディングとは相手を見て、適応することである。

テーブルイメージ

ポーカーにおいてテーブルイメージは大事だ。最近は軽視されていると思うが僕は大事だと思う。結局、営業職が第一印象と顔を重要視するようにできているように人間は印象に多大な影響をうける。

 

自分を偽装し、イメージを定着させる。純度100%が望ましい。

 

ここで好ましいイメージは2つある。

めちゃくちゃ強い奴とめちゃくちゃ弱い奴。この2つだ。

 

基本的にポーカーはカモをみんなでボコるゲームだ。誰も強い奴とはやりたがらない。

配られるハンドはみんな一緒だ。でも強い奴は、レイズしたら周りの反応が違う。

みんな降りてくれる。相手したくないからね。ブラフが決まりやすいというよりも相手が勝手に降りていってくれる。その時点でポットは自分のものになる。

 

気分がいい。

 

ポーカー用語でフォールドエクイティを高めてくれる作用がある。

 

コツは簡単、チップをいっぱい持っていること。特にオンライントーナメントでは見た目の印象がない分、スタックのサイズはイメージに結びつきやすい。

 

逆に弱い奴に見られるのも好都合。相手のコールレンジがガバガバになるので、本手をぶつければ金を回収しやすい。

 

弱く見られてる時は堅く打つ。常に相手の意表をつく。

ティルトしてるように見せかけて、頭では冷静に計算する。

 

役者たれ。

ティルト

キレて正しいプレイができなくなってる状態の事。

相手のメンタルをグズグズにしたら勝ちである。相手のプレイは数学に則らないものになり、何の正当性もなくなる。しかも見ていてわかりやすい。

 

そのために相手をおちょくる必要がある。

 

ブラフが決まったときに相手に見せびらかす。

最強手のときに安全圏からオールインして相手を馬鹿にするなど。

 

そのためには金がいるが、ティルトさせれば回収もたやすい。実際これらはバリューを捨てて取れるはずのものを取らなかったり、自分の手を読まれやすくなったりする危険行為。下手すると自分がティルトするハメになる。

 

総括

僕はこれらを骨子として、新しく学んだことを肉付けしていきます。

体系的にする1番の目的は優先順位をはっきりさせるためです。

上にも書きましたが、基礎が最も大事なのでプレイがブレた時、不調の時は優先順位の高いものから固めなおします。

 

  1. 自分の分析、操作
  2. 相手を見ること
  3. 相手にどう自分を魅せるか
  4. 相手の精神に影響を与える

 

またこれらの各項目の中でも上になるにつれ優先順位が高くなります。

しかし、1〜4を順番に基礎を中心として高いレベルで保持するのが自分なりのポーカースキルを生かすための考えです。

 

最新の難しい研究を追うことも大事ですが、総じて優先順位が低いものが多いので各土台を何回でも反復するのが最も大事だと心得ています。