自分用にメモ。分かる人は読んでみて参考、もしくは鼻で笑ってくだせえ。
想定は2〜10nlz
マイクロレートの仮想敵は以下の特徴を共通して持っています。
- プリフロップの参加率が高すぎる
- ターン以降のベットに降りすぎる(ベストハンドを確信してないと降りる)
- ブラフをほとんど打たず、バリューでレイズしてくる
- コールオッズでコールしてくる
- こちらの戦略にエクスプロイトできない(観察できず、戦略を適応することもできないため)
そもそもポーカーとはエクイティを高く保つゲームです。
代表的な高く保ちたいエクイティは
- ショーダウンエクイティ
- フォールドエクイティ
- コールバックされたときの(ショーダウン)エクイティ
になります。
ABCポーカー(基礎的なオールドスクールなポーカー)とGTOで何が違うでしょうか。
私の回答ですがABCポーカーがコールオッズを基本として戦略を引いているのに対して、GTOはブラフにより得られるフォールドエクイティのブラフオッズで戦略を引いています。
相手のポットベットにコールするためには33%のショーダウンエクイティが必要ですが、自分がブラフポットベットするためにはそれがコールバックエクイティが0のクズ手であっても相手が降りる可能性が50%ある場合には正当化されます。コールバックされてもショーダウンエクイティがあればさらに上乗せできます。この場合はストレートやフラッシュドローでの逆転エクイティを主に指します。
つまり相手のポットベットに対しては少なくとも50%以上のコールバックをしないとダメです。そうしないと相手はクズ手で毎回ポットベットするだけであなたに長期的に勝てるのです。
逆に考えるとマイクロレートはコールオッズが無いとコールしてきません。つまり50%の頻度でコールバックしていないので、毎回ブランク2枚でベットすれば勝てます。
とにかくここで言いたいのはとにかくブラフしろということです。相手がコールオッズやベストハンド確信のみでのコールで対応してる場合ブラフオッズはいつも正当化されます。これが戦略の骨子になります。ブラフオッズで互いに戦略を引いてる場合はかなりゆるいコールになるんですが、相手はバリューのみで打ってきます。通常コールオッズでのタイトコールはブラフ率をあげられてエクスプロイトされますが相手にそのスキルがないため、タイトコールで対応しましょう。
また相手のベットはバリューベットがほとんどなのでペイオフしないためにも、相手からのベットはコールオッズで対応、ポットベットなどの強いベットにはほとんどダウンでいいと思います。
もっとも大切なのはプリフロップのレンジでこれは標準のものを使いましょう。これがゆるいと死にます。本手に対してクズ手の割合が増える→ピュアブラフの割合が増えすぎる→掴まれる確率がめちゃ高くなる。適正になるだけで値千金です。
まとめるとマイクロレートへの対抗戦略は
プリフロップ
スターティングハンドは標準を保つ。
ヘッズアップに持ち込むのが基本。
3ベットも上手く使う。
フロップ
インポジション
チェックで回ってくればベット。
相手の弱ベットは気にせず広いレンジでコール、ハーフポッド以上の強ベットはコールオッズ基準。(cベット打つのは基本のためワンコール入れて、ターンで相手がチェックしてきたらこちらからベットするフロートプレイを取り入れても可能)
アウトオブポジション
オリジナルレイザーならバリュー(ベストハンドか強めのドローハンド)の一部でベット、バリューの残りとミスハンドでチェック。
アグレッションないならチェックして相手のベットにオッズコール。
ターン
相手は素直なのでプレイする気満々なら慎重にプレイ。特にそうでもなさそうならベット!ターンは特にコールオッズが下がるので降ろしやすい。(フォールドエクイティが高くなる)
上で言ったとおりコール頻度が全然足りてないことがほとんどなので打てばそれだけで期待値プラス。
リバー
相手のハンドを予測して自分がセカンドハンドで相手がベットにダウンしてくれそうならブラフベット。
互いにマージナルハンド読みならインポジションならベット、アウトポジならチェックにはチェックでショウダウンバリューを取る。ベットされたら読みかランダムでコールかダウン。
ベストハンドなら相手のスタックを全部もぎ取るのがベスト。できなければコールもらえる最大ベットでマックスバリューを取る。
とにかく
プリフロップを適正に
フォールドエクイティを狙ったベットしまくる
相手のベットにはタイトコール
この原則を守りつつ、適正値を探っていく。ティルトして原則から外れないこと。たまにブラフキャッチされるけどそれ以上の利益をもたらしてくれるはず。