持ってるはずのカードが見つからなくて、泣く泣くカードショップで同じものを購入する羽目になった経験ありませんか?
僕は何度も経験があります。
逆に持っていないと思って、買ったらすでに持っているカードだったなんてこともありますね?
カードをやってる期間が長ければ長いほど家の中のカードはどんどん増えていくもの。
でも捨てられないし…。整理も苦手…。
僕も苦手です。気持ちはわかります。
年に何回か「よし、整理するか」と思い立ち、整理の途中で「無理だ、また今度にしよう」とそのままにして余計に散らかる。
よし、整理が終わった!と思ってもデッキを組むときにカードを探して、とりあえず出しておくとぐちゃぐちゃになり、元に戻ってしまう。
容易に想像できます。
僕たち片付けができない人種には、普通の人がやっているような整理方法は出来ません。
持っていたはずのカードでも一度腐海に紛れ込んでしまえば、サルベージするのに数時間かかります。
それなら買いなおした方が効率的な場面も多いですよね。
僕もその口です。
そんな僕でも、あまり労力をかけずに出来て比較的マシになった整理方法があります。
ご紹介する方法は必ず全部やれというようなものではなく、参考になるところがあれば取り入れてみてよレベルのものです。
ちょっとでもあなたが探してるカードが見つからない苦痛から楽になることを願ってます。
では、やっていきましょう。
色分け、種類分け、コスト分けは無理
無理です。あきらめましょう。
さすがに分けること自体は誰にでも出来ます。
なのに出来ない理由、それは元に戻さないからです。
あなたはデッキを組んで使わなかったカードを元のストレージの同じ場所に戻しますか?
おそらく戻さないでしょう。それができればあなたのストレージはぐちゃぐちゃになってません。
整え方は、使う頻度順がいいでしょう。
よく使うカード、使えるカード、使えないカード
この3つで仕分けしましょう。
またこの仕分け方法なら、よく使うカードは手元に、使わないカードは押し入れの奥にしまうことができます。
片付けの出来ない僕たちは見えないものを上手く認識することが出来ません。
逆に見えるものは普通の人と同じように扱えます。
使えないものを自分の遠くに置くことで、捨てなくてもなかったことにできます。
逆に使うものほど手元で見える状態にする事で探し物をする時のトラブル、そしてあの無駄な時間が少なくなります。
使えないものは捨てるか売るかすればいいのですが、部屋の中をぐちゃぐちゃにするほどカードを持っているあなたは多分いつか使うとか愛着があって手放せないとか量や昔のカードを持っている事で安心するタイプではないでしょうか?
あなたが欲しいカードを自分のストレージから見つけられないのは色分けされてないからではありません。
使うカードと使わないカードが混ざっているのが実は第一原因なのです。
最もよく使うカードはファイルにブッこむ
これが僕の整理法のキモです。
使うカードは手元に見える状態で置いておく。
これが基本です。
この見える状態というのが厄介。
視界に入ってればいいと思ってませんか?
実は僕たち片付けられない人類はカードの上にカードが乗っていたり、ストレージの中に束になっているカードは認識できていません。もしくは極めて苦手です。
あー、あのカード確かこの束にあったな。
ない。
そして部屋中の束をひっくり返すを何回やりましたか?僕はとてもじゃないけど覚えてません。
これを一挙に解決してくれるのがカードファイルです。
ファイルは通常、コレクションで高いカードなどをファイリングするのに使います。が、騙されたと思って値段に関わらずよく使うカードを全てぶっ込みましょう。
デッキ作っててあのカードが欲しいと思ったときにとりあえずファイルをめくればある安心感、そして一覧化されているという便利さ。何物にも変えられない素晴らしいものです。
部屋中のカードをひっくり返す必要はもうありません。
こんな感じで9ポケットのものを使ってます。ひとつのポケットにインナー付きで6枚程度なら無理なく入ります。8もいける。意外と丈夫です。値段は12シートで300〜400円くらい。ファイルは文房具屋で買ってきた背表紙厚めのものを使ってます。色分けも特に必要なし。
ファイル管理のもうひとつの良さは、元に戻す習慣が出来る事です。人間は不思議なもので同じ色でまとめたところに戻すのは出来ないのに、そこにそのカード自体の定位置があるとそこに戻したくなります。なぜか2つのポケットに別れるのが許せないのです。僕は別れても許せますがなるべく元に戻すので効果あると思います。デッキに全て出張してる場合はポケットは空になりますが、そのまま別のポケットにインすればそこが新しい住所になります。
使えないカードは使わないボックスにブッこむ
またいつか使うかも、捨てるとカードがかわいそう。そう思ってストレージに残している思い出のカードがありますね?
それが他の使えるカードと混ざっていることによりあなたは家のカードを全てひっくり返すことになります。
対策しましょう。
対策方法は使わないボックスを設置することです。
2つ用意しましょう。
ひとつは一生使わないボックス。ここに入れたカードは溜まってきたら売る、あげる、捨てる。どれでもいいので手放してください。
ポイントはこのボックスに入れたカードは金輪際買いなおしたり、使ったりしないと誓ってください。そのくらい要らない不要なカードのみを処分するのがこのボックスです。時代遅れになった低パワーカード、下位互換、バニラなどです。自分が一切情けをかけなくていいカード、あ、居たんだと思えるカードを分別するのがこのボックスです。
もう一つはメモリアルボックスです。もう通常環境では2度と使われないカードだけど、ある環境で活躍してたり、イラストがカッコ良かったりと言ったカードたちです。
キラカードと過去の環境カード、値段のつかないプロモ、お気に入りのカードなんかをぶっ込んでおけばいいと思います。
大切なものは無理に処分しなくていいんです。それらのカードは写真と一緒でアルバムのようなものです。押し入れに押し込みましょう。
これらのカードも別に色分けする必要はありません。もう2度と探すことはないですからね。ふとした瞬間に眺めて鑑賞に浸るくらいでしょうから。
あるとしたら昔のカードの値段が上がったから売るみたいな時だけでしょう。その時は全部見てまとめて探しましょう。
使えるカードは色分けオープンケース
唯一この整理法で色分けを推奨するのが使えるカード群です。
該当するカードは能力の独自性が強く他に似たようなカードがない、いつか使える時が来る。そんなカードたちです。
ギャスカなんかがそうですね。1コストで手札を全部捨てる能力は当時からずっと強いものではありませんでしたが、零龍とシナジー出来る時が最近きましたね。
ギャスカみたいに現行のカードプールに割り込めなくても輝く時が来る差別化されたカードはストレージ管理が必要になります。
不本意ですが色分けしましょう。探す手間が省けます。
また使うストレージはオープンケースにしましょう。馴染みのある黒いストレージは中に入っているカードの色が見えず、それぞれが認識できません。
また、一々フタを空けて作業をするというのがストレスです。
この使えるカードはたまに手入れしてあげないと無法地帯化します。
適度に手を取って、使えないカードをボックスに流す作業が必要になります。逆に環境が変わりシナジーや相性が良くなればファイルに入れる必要もあります。
そのためにも手を伸ばせば届く範囲に置いておく。なおかつ出し入れしやすいオープンケースを使う。
この二つの工夫で無意識に適度な手入れを行うことができます。
オープンケースは百均で手に入れることが出来る。各文明1ボックスに収めることにより、買い出しではみ出したら適宜、ファイルやボックスに移動させるという循環が生まれる。
調整パーツは各デッキのデッキケースに入れる
持ち運びを考えると調整パーツはデッキと一緒に持ち歩くのが良い。
ファイルに入れて持ち歩いてもいいのだが重いので必要な分だけ持って家に置いておくことを勧める。
まとめ
- 使用頻度レベルの違うカードを混ぜない。
- 見えないものはないのと同じ。見える化、一覧化しよう。
以上。
探し物が見つかる快適なカードゲームライフを送りたいものですね。